見高
けんだか
形容動詞名詞
標準
pride
文例 · 用例
江戸は相変らず物見高けえな」 さのみ気にも留めないで、二人はやはりぶらぶらあるいてゆくと、駈けあつまる人の群れはだんだん多くなった。
— 鬼娘 『半七捕物帳』 青空文庫
なめげに見高らかに云ひ木流しら、 鳶をかつぎて過ぎ行きにけり。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
その巨石を取巻く大小の墓の前には、それぞれに紅と白の桃の花が美しく挿し並べて在ったが、その墓の間々へ物見高い近隣の町の者や、通りかかりの肥汲みの百姓や柴売り、又は近道伝の太宰府参りらしい町人なんどが真黒く、犇々と押しかけて、中央の白い花崗岩の石甃の上を、折重なるように凝視している。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
ここの国も物見高で、お先走りの若いのが、早や大勢。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
これは今までに幾|度も私見たことのある人で、何でも小児の時は物見高いから、そら、婆さんが転んだ、花が咲いた、といって五六人人だかりのすることが眼の及ぶ処にあれば、必ず立って見るが、どこに因らず、場所は限らない。
— 泉鏡花 『化鳥』 青空文庫
おぬるくて、のろい癖に、もの見高な、せっかちで、お天守見届けのお使いの帰るのを待兼ねて、推出したのでござります。
— 泉鏡花 『天守物語』 青空文庫
「梅園拾遺」には、「ちかく慶長元年七月、大地震速見高崎山なども石崩れ落ち、火出たるよし、府内の記事に見えたり。
— 田中貢太郎 『日本天変地異記』 青空文庫
一人|渠のみならず、もの見高く、推掛った両側の千人は、一斉に動揺を立て、悲鳴を揚げて、泣く、叫ぶ。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
作例 · 標準
彼は新入社員に、見高な態度で接した。
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才能があるにも関わらず、見高になることなく常に謙虚だった。
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「そんな見高な物言いはやめなさい。」と母親にたしなめられた。
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