申の刻
さるのこく
表現名詞
標準
hour of the Monkey (around 4pm, 3-5pm, or 4-6pm)
文例 · 用例
彼の男、毎日|未の刻より申の刻に到る間の日盛りは香煙を吸ふと称して何処へか姿を消しつ。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
酒を花の下に置き、犬を林のなかに放して置いて、わたし達の計略が成就した時に、あなた方に合図をします」 その通りにして、一行は息を忍ばせて待っていると、日も早や申の刻(午後三時―五時)とおぼしき頃に、練絹のような物があなたの山から飛ぶが如くに走って来て、たちまちに洞のなかにはいった。
— 白猿伝・其他 『中国怪奇小説集』 青空文庫
将軍家がこういう手続きをする前に、熊本花畑の館では忠利の病が革かになって、とうとう三月十七日|申の刻に五十六歳で亡くなった。
— 森鴎外 『阿部一族』 青空文庫
されどそこもとには、天草にて危急の場合を助けられ候恩義|有之、容易に刃を下し難く候については、此状披見次第|申の刻までに早急に国遠なさるべく候。
— 菊池寛 『恩を返す話』 青空文庫
」 四人は、折々その言葉を口ずさみながら、巳の刻から申の刻まで考えぬいた。
— 菊池寛 『蘭学事始』 青空文庫
申の刻を過ぎた頃に、玄白が躍り上るようにして、その膝頭を叩いた。
— 菊池寛 『蘭学事始』 青空文庫
彼は武人の勇気にまかせて、何事をも畏れ憚らず、夏の日に宮前の廊下に涼んでいて、申の刻(午後三時―五時)を過ぐるに至った。
— 異聞総録・其他 『中国怪奇小説集』 青空文庫
巳の刻あたりから、さうした氣ざしはございましたけれど……ほんにさし込んでゐらせられたのは申の刻あたりからでございます』『好かつた、好かつた――』 そこに母親がやつて來た。
— 田山花袋 『道綱の母』 青空文庫
作例 · 標準
申の刻は、昔の時間の数え方で、現代の午後4時頃にあたる。
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「約束の申の刻には必ず参ります」と彼は凛とした声で答えた。
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申の刻を過ぎても誰も現れず、彼女は不安になってきた。
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