風呂敷包み
ふろしきづつみ
名詞
標準
something wrapped in a furoshiki
文例 · 用例
妻は風呂敷包みを持って、寂しそうに再び出かけていた。
— 黒島傳治 『窃む女』 青空文庫
お里は嵩ばった風呂敷包みを気にしながら、立っている。
— 黒島傳治 『窃む女』 青空文庫
きみにゃこれ……」 お里は風呂敷包みの一方だけ開けて、品ときみに反物を見せた。
— 黒島傳治 『窃む女』 青空文庫
」 私はもうふところへ一杯にきのこをつめ羽織を風呂敷包みのようにして持って待っていましたが斯う言われたので仕方なく包みを置いてうしろから理助の俵を押してやりました。
— 宮沢賢治 『谷』 青空文庫
私の少しばかりの身の廻り品を纏めて小風呂敷包みにして、それを抱えおじさんのように私に附添って母のところへ送り返した及川は、ごくあっさり「お嬢さまは私が行った時、蒟蒻を煮ておいでになりました」 と報告しました。
— 岡本かの子 『扉の彼方へ』 青空文庫
で、風呂敷包みと笠を持つて立ちながら、煙管を其のまゝ片手に持つて、づいと縁臺を離れて立つて出た。
— 泉鏡太郎 『二た面』 青空文庫
」 私はもうふところへ一杯にきのこをつめ羽織を風呂敷包みのやうにして持って待ってゐましたが斯う言はれたので仕方なく包みを置いてうしろから理助の俵を押してやりました。
— 宮沢賢治 『谷』 青空文庫
」「何んでも構わぬ、私は急ぐに……」と後向きに掴まって、乗った雪駄を爪立てながら、蹴込みへ入れた革鞄を跨ぎ、首に掛けた風呂敷包みを外ずしもしないで揺っておく。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫