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ぬめ
名詞
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標準
文例 · 用例
二人寢の寛りとした立派なもので、一面に、光を持つた、滑らかに艶々した、か、羽二重か、と思ふ淡い朱鷺色なのを敷詰めた、聊か古びては見えました。
泉鏡太郎 人魚の祠 青空文庫
横に刎ねて、ずり下る子供の重みで、するりと半纏の襟が辷ると、肩から着くずれがして、緋を一文字に衝と引いた、のような肌が。
泉鏡花 菊あわせ 青空文庫
しなやかに細い多くの線をなして麗はしく輝やかしく落下る美しさは、恰も纖く裂いたを風に晒して聚散させたを觀るやうな感じである。
幸田露伴 華嚴瀧 青空文庫
を漉したやうな日光が、裏の藪から野菜畑、小庭の垣根などに、万遍なく差して、そこに枯れ/\に立つてゐる唐辛が真赤に色づいてゐた。
徳田秋聲 青空文庫
――双頬、この時愈々ほのぼのと美しく紅を散らして、匂やかな風情の四肢五体、凛然として今や香気を放ち、紫紺小姓袴に大振袖の香るあたり、厳寒真冬の霜の朝に咲き匂う白梅のりりしさも、遠くこれには及ばない程のすばらしさでした。
江戸に帰った退屈男 旗本退屈男 第九話 青空文庫
鉄扇々々」 万一の場合を考えて手馴れの鉄扇片手にすると、紫紺小姓袴の裾取って、まっしぐらに追いかけました。
幽霊を買った退屈男 旗本退屈男 第十話 青空文庫
そうしてその短冊やらやらをまだ承諾もしないうちに送って来る。
夏目漱石 硝子戸の中 青空文庫
こう書いて行くと、朝鮮の宴会でを持出された事まで云わなくてはならないから、好い加減に切り上げて、話を元へ戻して、肥った御神さんの始末をつけるが、余は切ない思いをして、汽車の時間に間に合うように一句浮かんだ。
夏目漱石 満韓ところどころ 青空文庫