儲け物
もうけもの
名詞
標準
good bargain
文例 · 用例
」 斯んな馬鹿気た争ひをしてゐるよりも彼は、思はぬところで、飛んだ儲け物をしたので、上の空でその金の使ひ道を考へてゐた。
— 牧野信一 『鏡地獄』 青空文庫
瘠せた男は役人生活をしてゐるからには、何日また大臣の椅子に直らうかも知れぬ加藤さんだ、一寸出迎へをした位で、そんな場合に官等の一つも上る事が出来たなら、飛んだ儲け物だ位は心得てゐる。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
」 零余子は相手が婦人だつたので、飛んだ儲け物をしたやうに思つた。
— 大正八(一九一九)年 『茶話』 青空文庫
間もなく伊太利へ出掛ける積だから、荷物の預け場所にと思つて四階の狭い部屋を択んだが、下の部屋よりも明るいのは儲け物である。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
そんなこととは夢にも知らない族王が、その曲筆の訳文を見て、そうか、これならいいだろうというんでにこにこ署名をしようもんなら、ドイツはたちまち儲け物だ。
— 牧逸馬 『戦雲を駆る女怪』 青空文庫
九万円じゃないか」いかにも惜しい儲け物だのにという顔をした。
— 海野十三 『疑問の金塊』 青空文庫
それは凡太の好色に汚名をきせるのも一理窟ではあるが、いつたい凡太は、この旅の出発に当つて、期するところ余りにも少なかつたのがこの際大きな儲け物であつたのだ。
— 坂口安吾 『黒谷村』 青空文庫
これは望外の儲け物。
— 他生の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
古着屋で掘り出し物を見つけた、まさに儲け物だ。
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予想外に安く手に入ったから、これは儲け物だった。
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「このチケット、半額だって!儲け物だね!」
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