下句
しもく
名詞
標準
last part of a poem or Bible verse
文例 · 用例
といふ嫂のかきつけてあった歌の下句を思出してゐるからであった。
— 素木しづ 『嫂』 青空文庫
第一首は、類型でもあり、又其を幾分か抜け出た所は下句に見えるが、畢竟かうした歌は、作者を背景とし、註釈とすることで、価値に増減の感じられるものである。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
第三首は、下句が全く抽象になつた上に、如何にも物言ひが常識を出でないものを感じさせる。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
が、歌として見る上は、上句もよく、下句は今少し勝れてゐる。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
此歌に曙覧としてのよさを保たせようとするなら、上下句の繁りの緊密を緩めて感じる必要があると思ふ。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
第一首は、強さが語や句に止つても、ともかく一首を統一する緊張力を示す下句がある。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
「天地の間に」の歌は、かうした連作の一首として、聯想の範囲の局限せられて居るのでなくば、下句の変化が相当に働いて、此歌を救ひさうに見えるのだが、「天地の間に隔なき魂」といふ句の持つ抽象性と、其句の間に行き届いてゐない観照が、どうしても邪魔をする。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
唯、連作としての位置を放して見ると、上句が幾分曖昧になり、従つて下句も、活溌にははたらかなくなるのである。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
作例 · 標準
百人一首の大会で、読まれた歌の下句を素早く取ることができた。
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この和歌の上句は有名だが、下句まで覚えている人は意外と少ない。
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聖書の一節を引用する際、特に重要なメッセージが含まれる下句を強調した。
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