染汚
ぜんな
名詞
標準
文例 · 用例
然れども基督の本旨は善人を救ふにあらず、不善を善に回へすにあれば、われは始めに染汚の慾情を以て入り来りしものも、後には極めて浄潔なる聖念に満たさるゝ様にならん事を願ふなり。
— 北村透谷 『各人心宮内の秘宮』 青空文庫
書道を楽しんでいた時の眼の色ではない、無邪気だと苦り切った迷惑千万の色でもないのです――よく現われたところの貪婪なる染汚の色が、三つの眼いっぱいに漲って来たのです。
— 弁信の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
女が染汚の因縁であるならば男もまた女にとって染汚の因縁であろう。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
のみならず染汚の因縁となるのは女人のみでない。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫