斯かる程に
かかるほどに
接続詞
標準
even now
文例 · 用例
かかるほどに車体は一上一下と動揺して、あるいは頓挫し、あるいは傾斜し、ただこれ風の落ち葉を捲き、早瀬の浮き木を弄ぶに異ならず。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
しかしこの皇子は、後にすっかりご成人になって、長いお下ひげがお胸先にたれかかるほどにおなりになっても、お口がちっともおきけになりませんでした。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
今年から伸ばした髪がもう肩先にかかるほどになっていて、ゆらゆらとみごとであった。
— 薄雲 『源氏物語』 青空文庫
再び日記の手入にかかるほどに、熱全くさめて、頭脳明瞭に、筆の進むを覚えず。
— 正岡子規 『明治卅三年十月十五日記事』 青空文庫
」と思って、あおむいて見ますと、ちょうど伊香刀美の頭の上の空に、白い雲のようなものがぽっつり見えて、それがだんだんとひろがって、大きくなって、今にも頭の上に落ちかかるほどになりました。
— 楠山正雄 『白い鳥』 青空文庫
重ねて虚誕いへぬやう、いでその息の根止めてくれん」ト、※叫んで飛びかかるほどに。
— 巌谷小波 『こがね丸』 青空文庫
二枚の門歯の根の方が鉄漿を染めたやうに黒く、右の犬歯の上に八重歯が一つ、上唇の裏へ引っかかるほどに尖っていて、それをあどけないと云う人もあろうが、公平に云えば決して美しい口もとではない。
— 谷崎潤一郎 『蓼喰う虫』 青空文庫
作例 · 標準
斯かる程になってもなお、彼はかつて住んでいた故郷の景色を鮮明に覚えている。
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時代が大きく移り変わった斯かる程にも、その古き良き伝統は職人たちの間で受け継がれている。
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斯かる程に至っても、二国の間にある深い溝は全く埋まる気配がない。
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