書論
しょろん
名詞
標準
文例 · 用例
ニイチェの理解に於ける困難さは、彼の初期に於ける少数の著書論文(悲劇の出生など)を除いて、その後の者が多くアフォリズムの形式で書かれて居ることにある。
— 萩原朔太郎 『ニイチェに就いての雑感』 青空文庫
其の中盛に書論を唱へた人は阮元であつて、之には南北書派論、北碑南帖論と云ふ論文があつて、北派の書論の根據になつて居る。
— 内藤湖南 『北派の書論』 青空文庫
康有爲が自ら書く所の字も、此の書論と同樣の趣があつて、一種の奇氣があるけれども、粗漫を免れない。
— 内藤湖南 『北派の書論』 青空文庫
康有爲の書論は阮元などよりは偏頗でないけれども、作意派の書の趣味をば全く度外視したものといふことを知らねばならぬ。
— 内藤湖南 『北派の書論』 青空文庫
其の事に就いては私は大阪朝日新聞に、「北派の書論」として、是は弘法大師の研究とは何の關係も無いことでありますが、南北の書派の議論を申したことがありまして、必ずしも一々阮元の議論に贊成すると云ふ譯には參りませぬ。
— 内藤湖南 『弘法大師の文藝』 青空文庫
例へば易尚書論語に於て鄭玄の注、又左傳に於て賈逵服虔の注などもある。
— 狩野直喜 『日本國見在書目録に就いて』 青空文庫
ところが、その当時心理学といえば、ロッチェ、フォルトラーゲ、フォルクマンの著書論文のようなものがその主なるものであったとのことである。
— 川合貞一 『ヴィルヘルム・ヴント』 青空文庫
書論なども盛んにやった人であります。
— 北大路魯山人 『よい書とうまい書』 青空文庫