位負け
くらいまけ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
being unable to live up to one's position
文例 · 用例
つまり分不相応の家をつくつてやつたために位負けがしたやうなものだ。
— 田山録弥 『中秋の頃』 青空文庫
最初が木乃伊親爺、その次が有閑夫人亜黎子、いずれも吾輩と似たり寄ったりの廃物揃いであったが、今度はどうして廃物どころじゃない、日本第一の法医学者、鬼目博士と来ているんだから間誤間誤しているとこっちが位負けして終うかも知れない。
— 夢野久作 『超人鬚野博士』 青空文庫
昔、木村名人は双葉山を評して、将棋では序盤に位負けすると全局押されて負けてしまう、横綱だからと云って相手の声で立ち位負けしてはヤッパリ負けるだろう。
— 坂口安吾 『将棋の鬼』 青空文庫
私はいつか木村名人が双葉山を評して、将棋では序盤に位負けすると最後まで押されて負けてしまふ。
— 坂口安吾 『大阪の反逆』 青空文庫
なぜなら、木村名人の序盤に位負けしては勝負に負ける、序盤に位勝ちすること自体が力量の優位なのだから、といふオルソドックスの前では当然敗北すべき素朴なハッタリにすぎないのだから。
— 坂口安吾 『大阪の反逆』 青空文庫
いつぞや双葉山を評して、将棋では序盤に位負けすると最後まで押されてしまふ、序盤に位を制すること自体が名人たる力量でもあるのだから、横綱だから相手の声で立つべきだといふことは如何なものであらうか、といふ意味のことを述べてゐたのを見て、私は感心したものだ。
— 坂口安吾 『散る日本』 青空文庫
そこで、百が、つまり位負けがしてしまった様子を不破氏が見て取って、「中納言だからって、そんなに慄えるこたあねえぞ、百五十石の中納言様だ」と言って聞かせました。
— 椰子林の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
仮にこの人物が、尖つた冑をいただき、革の甲と楯とに身をかため、三叉の槍をついて、静々とニーベルンゲンの歌の頁に立現はれたとしても、まづ位負けの心配はないだらう。
— 神西清 『灰色の眼の女』 青空文庫
作例 · 標準
部長に昇進したものの、期待される成果が出せず、位負けしている状態だ。
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標準
being overawed by someone's high rank
作例 · 標準
その権威ある教授の前では、学生たちは皆、畏縮して位負けしていた。
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