罸
罸
名詞
標準
文例 · 用例
其時、最も頭に印象されて、僕の文學崇拜の念を益々深くしたものは、森鴎外氏の水沫集一卷、其中でも「埋木」と「うたかたの記」と、内田不知庵氏の「罪と罸」とである。
— 三島霜川 『自傳』 青空文庫
その罸があたって、私は長い間この土地に亡命者となっていました。
— ROKURO-KUBI 『ろくろ首』 青空文庫
この眼の惡いのもみんな先妻の罸だといふんです」 女の子も男の子も悉く反逆者だといふ事を知つた時は、躯一つの他に何もなかつた。
— 若杉鳥子 『古鏡』 青空文庫
拒みし者はその罸として禍を招き、許せし者は、その賞として福を受く。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
神に至りては、秩序、賞罸の権能を有する主宰者として、物素以上に超脱す。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
之に依りて、神怒りて其罸として、分娩の苦痛を与え、労働の苦痛を与え、土より作られし者は土に帰せよと咀えり。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
通常の罪過は、責罸或は贖罪によりて、之を消すことを得んも、独り殺害の罪悪に至りては、容易に消滅するものに非ず。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
その大胆にも、天神とその聡明を競わんとせし心術は、遂にツォイスの神罸を免かるること能わざりき。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫