治癒力
ちゆりょく
名詞
標準
文例 · 用例
自然の治癒力について私は自分の経験から或理解をもって居りますし、あなたという方をも亦更によく理解して居りますから。
— 一九三六年(昭和十一年) 『獄中への手紙』 青空文庫
ひどい、永い病気とたたかったのち、次第次第に治癒力が出て来て、生活力がたかまって来る今のあなたのお気持は、本当にどんなでしょう。
— 一九三七年(昭和十二年) 『獄中への手紙』 青空文庫
吾々の境遇を改善せんとの願望と、これを悪化しはしまいかという恐れとは、医学における自然の治癒力と同様に政治における国家の治癒力なのであり、狭隘な人類の制度から生ずる疾患に常に対抗して働いているのである。
— AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 『人口論』 青空文庫
人口増加を擁護する偏見と、貧民法による結婚の直接奨励とがあるにもかかわらず、この国家の治癒力は人口増加に対する予防的妨げとして作用しているのであり、またそれがかかるものとして作用していることは我国にとりまことに幸福なことなのである。
— AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 『人口論』 青空文庫
正常の状態に戻すのにヒポクラテスは自然治癒力(vis medicatrix naturae)を大きく信頼していた。
— イェール大学で1913年に行った一連の講義 『近代医学の興隆』 青空文庫
彼はヒポクラテスの「自然治癒力(vis medicatrix naturae)」の概念を持っていて、ギリシア人の時代以後に誰も彼以上に熱心ではなかった。
— イェール大学で1913年に行った一連の講義 『近代医学の興隆』 青空文庫
パラケルススは自然の治癒力を「ムミア」という言葉で表現している。
— イェール大学で1913年に行った一連の講義 『近代医学の興隆』 青空文庫
百合が見えない香りを出すように、治癒力は見えない物体から出てくることができる。
— イェール大学で1913年に行った一連の講義 『近代医学の興隆』 青空文庫