永久不変
えいきゅうふへん
名詞形容動詞名詞-の形容詞
標準
permanence
文例 · 用例
あれほどのこともやはり永久不変でありえない人間の恋であったのであろう。
— 桐壺 『源氏物語』 青空文庫
この統一力即ち自己は何処より来るかというに、つまり実在統一力の発現であって、即ち永久不変の力である。
— 西田幾多郎 『善の研究』 青空文庫
空間とは、自然と呼ばれるべきものに於て発見される永久不変なる関係である、と云うのが向の最初の命題なのである。
— ――理論の輪郭―― 『性格としての空間』 青空文庫
プレハーノフの女弟子、ソヴェト同盟のマルクス主義機械論的修正派の最も有名な代表者アクセリロードは、「トルストイの創作を批評するのにもスピノザの哲学を分析する際にも、彼女は永久不変の道徳法から出発している。
— 宮本百合子 『婦人作家は何故道徳家か? そして何故男の美が描けぬか?』 青空文庫
その法則的という方面は永久不変のもので、すなわち常住的のもので、そこに古今にわたり、東西に通じて、一定した方面がある。
— 結論――自分の立場 『明治哲学界の回顧』 青空文庫
しまいにはずっと離れて入口の扉の傍に立っていた、生まれてこの方一度も笑ったことがなく、今の先き人民に向って拳骨を振りまわしたばかりの巡査までが、永久不変の反射の法則に従って一種の微笑を顔にうかべるが、その微笑は寧ろ、強い嗅煙草でも吸いこんで正に嚏みをしそうになった人の顔によく似ている。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
此意味は、天子並びに其他の貴い職分及び地位は、永久不変の存在であるから、人格として更迭はあつても、神格としては死滅といふことはない。
— 折口信夫 『貴種誕生と産湯の信仰と』 青空文庫
今日遺伝を論ずる学者達が生物の身体を遺伝単位なるものの集合であると見做し、各遺伝単位は永久不変の物であると考へて居る如きは、我らから見ると、全く固形の論理に囚はれた誤りであつて、其の当て嵌まるのは、たゞ論者等の脳中に画いて居る模型だけである。
— 丘浅次郎 『固形の論理』 青空文庫
作例 · 標準
科学技術は日進月歩で変化するが、人間の本質的な感情には永久不変な部分がある。
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数学的な真理は、時代の流行や場所の制約を受けることなく、常に永久不変なものとして存在する。
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君への想いは永久不変だと誓ったあの日の言葉に、今でも嘘はないと信じている。
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「永久不変の美」を追求した彫刻家は、何十年もかけて一つの大理石像を削り続けた。
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