作土
さくど
名詞
標準
surface soil
文例 · 用例
「メス」 やがて彼れの發したこの一言に、室内は一時小さくどよめいた。
— 有島武郎 『實驗室』 青空文庫
まだこの世界は金銭が落ちてる、大層くさくどこへ行っても金金と吐しゃあがってピリついてるが、おれの眼で見りゃあ狗の屎より金はたくさんにころがってらア。
— 幸田露伴 『貧乏』 青空文庫
これにくらべれば、彼が開業のはじめに空想したさまざまのことは、あの医師高間房一としてこの町にしつかりと根を生やすといふことは、どんなに小さくどんなに単純なものだつたらう。
— 田畑修一郎 『医師高間房一氏』 青空文庫
かと思うと、その眼がまたすぐにじくじく水気ずいてきて、小さくどんよりとなって、箸の手を休めて物を考えこむのだった。
— ――或る青年の「回想記」の一節―― 『黒点』 青空文庫
仕事をしている召使たちを絶えず呼びたてて、怠けずに働くようにいましめたり、また、広間という広間、部屋という部屋を、何もしないでせかせかとうるさくどなりまわり、まるで暑い夏の日に大きな青蠅がぶんぶんとびまわるようだった。
— ある旅人の話 『幽霊花婿』 青空文庫
そして、秋風立って旅客をまたもとの都会に送り帰すまで数箇月の間を、家族は小さくどこかの隅に逼塞して、外来の者のために部屋部屋を提供するのである。
— 宮本百合子 『一つの出来事』 青空文庫
作例 · 標準
農家は、作土を丁寧に耕し、作物の種をまいた。
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作土層が薄くなると、土壌の保水力が低下し、作物の生育が悪くなる。
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この農地は、長年の手入れにより、非常に肥沃な作土に恵まれている。
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