郊外電車
こうがいでんしゃ
名詞
標準
suburban train
文例 · 用例
郊外電車の轍の音が、暗い、遠くの森の方でしてゐた。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
そこはまた学園行の郊外電車にも近くありましたから。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
順作と女は柵のない郊外電車の踏切を越えて、人家と畑地の入り交った路を歩いて往った。
— 田中貢太郎 『藍瓶』 青空文庫
一面に狐色の枯草が蓬々と蔓つてゐるばかりの田甫に出ると見渡す限り一点の動くものゝ影だに認められなかつたが、やがて行手の眼界を水平に横切つて宙を飛ぶやうな郊外電車が現れると、あちこちから無数の鴉の群が竜巻の木の葉のやうに舞ひあがつた。
— 牧野信一 『心象風景(続篇)』 青空文庫
うかうかしていると、もう郊外電車が動き出す時刻になる。
— 海野十三 『軍用鼠』 青空文庫
電車不通10・21(夕) 郊外生活も可いが、今年のやうに洪水が出て、郊外電車が幾度となく不通となる様では実際郊外生活も厭になる。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
王栄老は郊外電車の不通に出会つた銀行員のやうに、荷物を横抱きにぶつぶつ呟きながら、河つ縁の宿屋に入つた。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
訳者は一九一〇年夏ストックホルムに行ったついでをもって同市郊外電車のエキスペリメンタル・フェルデット停留場に近いノーベル研究所にこの非凡な学者を訪ねた。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
作例 · 標準
郊外電車の窓から流れる田園風景を眺めていると、旅に出たような穏やかな気分になる。
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ラッシュ時の郊外電車は、都心へ向かう通勤客でドアが閉まらないほどの混雑を見せる。
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郊外電車の終着駅には、大きなロータリーと地域の交流センターが併設されている。
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