辺四
へんよん
名詞
標準
文例 · 用例
それでもなるべくは人数が多い方がいいというので、いやがる茶坊主どもまでを狩りあつめて来て、夜の五つ(午後八時)頃から第一番の浦辺四郎七という若侍が、まず怪談の口を切った。
— 岡本綺堂 『百物語』 青空文庫
既に宇宙に遍満す、万人の霊我、神明の懐に入つて何の差別なく距離なく、完たく無量無辺四劫に亘るの天寿を呼吸して合一す。
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
今|仲の町で遊客に睨みつけられる烏も昔は海辺四五町の漁師町でわずかに活計を立てていた。
— 山田美妙 『武蔵野』 青空文庫
西国では屈指の名手といわれた強弓の使い手で、備中国の住人、真名辺四郎、真名辺五郎という兄弟があった。
— 第九巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
すると四邊四五間四方位ゐに群れてゐた連中はいつ動くとなくまた何處へともなく逃げ隱れて行くのです。
— 海邊八月 『樹木とその葉』 青空文庫