貿易品
ぼうえきひん
名詞
標準
articles of commerce
文例 · 用例
あれを使つて、外國貿易、殊に米國へ輸出貿易品中の一要素なる蟹の鑵詰をやらう。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
抜荷というのは今でいう密貿易品のことで、翡翠、水晶、その他の宝玉の類、緞子、繻珍、羅紗なぞいう呉服物、その他禁制品の阿片なぞいうものを、密かに売買いするのであったが、その当時は吉宗将軍以後の御政道の弛みかけていた時分の事だったので、面白いほど儲かった。
— 夢野久作 『名娼満月』 青空文庫
予多くの支那旅行家より聞いたは、支那内地で金儲けは媚薬とか強壮剤とかに限る、現に日本始め南洋諸地からその種が絶えるまで採って支那へ売り込む海参、東海夫人、鰒は、彼らが人間第一の義務と心得た嗣子を生ましむる事受け合いてふ霊物と確信され、さてこそかくまで重大な貿易品となったのだと。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
この時代から、そろそろ日本の従来の仏師の店において外国貿易品的傾向の製作が多くなって行く一転機の時代に這入って来たのでありました。
— 店初まっての大作をしたはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
この時分は、正に、牙彫り全盛時代といってもよろしい位、ちょうど、それは西洋人の趣味|嗜好に投じ、横浜貿易の貿易品にそっくり適ったのでありますから、それはまことに素晴らしい勢いとなった。
— 象牙彫り全盛時代のはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
しかるに、わずか三年位の間に、流行というものは恐ろしいもので(もっとも、これは外国貿易品で、欧米人の嗜好が基ではあるが)彫刻の世界は象牙で真ッ白になってしまいました。
— 象牙彫り全盛時代のはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
そこで、老人のいうには、「私がお頼みしたいというのは、貿易品にする種々の器具の型彫りをしてもらいたいのであるが、今日まで、普通、下絵を絵師にかけてやっているが、どうもおもしろくない。
— 貿易品の型彫りをしたはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
それで、その貿易品が一般に流行する所から、貿易品的な置き物のようなものの注文が大分師匠の許に来るようになった(その頃は貿易といわず交易といっていた)。
— 実物写生ということのはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
作例 · 標準
この地域は、陶磁器が主要な貿易品として知られている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
シルクロードを通じて、様々な貿易品が東西を行き交った。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
かつては貴重だった香辛料も、今では手軽な貿易品となった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash