討平
とうへい
名詞
標準
文例 · 用例
臣|伏して祖訓を覩るに云えることあり、朝に正臣無く、内に奸悪あらば、則ち親王兵を訓して命を待ち、天子|密かに諸王に詔し、鎮兵を統領して之を討平せしむと。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
東北では、伊達慶邦(仙台藩主)謝罪降伏歎願書を、奥羽追討平潟口総督四条隆謌に上り、板倉勝尚(福島藩主)官軍に降る。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
六國を討平し海内を混一した始皇帝が、今更王號や帝號を襲ぐを潔とせず、新に一層の美號を採用せんとするのは、必然の要求といはねばならぬ。
— 桑原隲藏 『秦始皇帝』 青空文庫
六國を討平した彼は、異族征伐か外國侵略によつて、國民の注意を外に嚮け、國内の安全を圖るのを、得策と考へたものと見える。
— 桑原隲藏 『秦始皇帝』 青空文庫
かくて大八洲國は悉く討平せられて、皇室の隆なること前後に比びなかりしかば、神功皇后は全國の兵力を傾けて三韓を征伐し給へり。
— 白鳥庫吉 『倭女王卑彌呼考』 青空文庫
孫乾は、まず玄徳の親書を捧呈してから、「願わくは、閣下の精練の兵武をもって、許都の曹賊を討平し、大きくは漢朝のため、小にはわが主玄徳のため、この際、平常のご抱負をのべ、奮勇一番、ご蹶起あらんことを」 と、再拝低頭、畏れ慎んで云いながらも、相手の腹中にはいって懇願した。
— 臣道の巻 『三国志』 青空文庫