二つながら
ふたつながら
副詞
標準
both
文例 · 用例
それらを赤児の思い出話のあとさきに附け加えて、そうして姿勢の完璧と、情念の模範と、二つながら兼ね具えた物語を創作するつもりでいた。
— 太宰治 『玩具』 青空文庫
自と他とが一つの有機体に結合することによってその結合に可能な最大の効率を上げ、それによって同時に自他二つながらの個性を発揚することでなければならない。
— 寺田寅彦 『「手首」の問題』 青空文庫
濃く香しい、その幾重の花葩の裡に、幼児の姿は、二つながら吸われて消えた。
— 泉鏡花 『若菜のうち』 青空文庫
そうしてその二つの眼は二つながら、昼夜ともに前を望んでいる。
— 夏目漱石 『マードック先生の『日本歴史』』 青空文庫
萩は田舎乙女の素朴と都会婦人の洗練とを調和して居るかと思へば、小娘のロマン性と中年女のメランコリーを二つながら持つてゐる。
— 岡本かの子 『秋の七草に添へて』 青空文庫
要するに愛憎二つながらかかつてゐる冊子であるため、ついそばに置いて居るといふのが本当のところかも知れない。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
今は何ともならばなれと思ひ定めて和尚の枕元なる種子島の弾丸、轟薬を二つながら抜取り、代りに唾液にて噛みたる紙玉を詰め置き、扨、和尚を揺起して、かく/\の人、六部の姿して此寺に来ませしと、世間の噂、取り交ぜて告げ知らせしに和尚、打喜ぶ事|一方ならず。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
而も自分にとつては二つながら、どちらも棄てることができない。
— 山村暮鳥 『雲』 青空文庫
作例 · 標準
彼の行動は、勇気と優しさの二つながらを備えていた。
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この政策は、経済発展と環境保護という課題を二つながら解決することを目指している。
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勝利の喜びと仲間への感謝、二つながらの感情が胸に込み上げてきた。
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