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表慶

ひょうけい
名詞
1
標準
文例 · 用例
八 その日自分は父に伴れられて上野の表慶館を見た。
夏目漱石 行人 青空文庫
表慶館で彼は利休の手紙の前へ立って、何々せしめ候……かね、といった風に、解らない字を無理にぽつぽつ読んでいた。
夏目漱石 行人 青空文庫
疲れた二人はついに表慶館を出た。
夏目漱石 行人 青空文庫
表慶館に陳列されてゐた陶器類は殆ど破損したといふことであるが、その他にも損害は多いにちがひない。
芥川龍之介 大正十二年九月一日の大震に際して 青空文庫
大村は明後日表慶館へ画を見に行くことになっているの。
芥川龍之介 青空文庫
その時刻に姉さんも表慶館へ行って大村に会っちゃ下さらない?
芥川龍之介 青空文庫
」        三 広子は化粧道具や何かを入れた銀細具のバッグを下げたまま、何年にもほとんど来たことのない表慶館の廊下を歩いて行った。
芥川龍之介 青空文庫
私は上野博物館の門内に入る時、表慶館の傍に今なお不思議にも余命を保っている老松の形と赤煉瓦の建築とを対照して、これが日本固有の貴重なる古美術を収めた宝庫かと誠に奇異なる感に打たれる。
一名 東京散策記 日和下駄 青空文庫