径庭
けいてい
名詞
標準
great difference
文例 · 用例
魚市に喧囂せる小民、彼も亦た宇宙に対する運命に洩れざるなり、彼も亦た彼の部分を以て、宇宙を支配しつゝあるものなり、この観を以てすれば、王侯将相と彼との間に何の径庭あらんや。
— 北村透谷 『頑執妄排の弊』 青空文庫
日常の、生活の重しからいや応なしに、焙り出されるような考えと、この山崩れの直後に、人を囚にするような考えとは、何というはげしい径庭のある事だろう。
— ――生きる為に―― 『山谿に生くる人々』 青空文庫
この一例は芸術の範疇によつて国際性に径庭のある事実を端的に物語つているが、同時にまた、価値の高いものでさえあれば国際性を持つという意見が必ずしも正しくないことを証拠立ててもいるのである。
— 伊丹万作 『映画と民族性』 青空文庫
第三に画面の大きさや鮮明度など我々の観賞欲を満足せしめる諸条件において館と家庭では著しい径庭があることが予想される。
— 伊丹万作 『映画の普及力とは』 青空文庫
どんな径庭によって、どんな進展をするか?
— 宮本百合子 『偶感一語』 青空文庫
私がそれを信じ、それに遵おうと思わずにはいられない愛の理想的状態と、真実に反省して見出した愛の現状との間には、いかに粗雑な眼も、見逃すことは出来ない径庭が在るのです。
— 宮本百合子 『偶感一語』 青空文庫
民権を唱道するにおいては同一なれども、かの普通選挙一局議院を主張したる論派と、英国風の制限選挙二局議院を主張したる論派とははなはだ径庭あり。
— 陸羯南 『近時政論考』 青空文庫
だから我々以前と我々以後とでは、文壇及それ以外の鑑賞家の氏に対する評価の大小に、径庭があつたのは已むを得ない。
— 芥川龍之介 『あの頃の自分の事』 青空文庫
作例 · 標準
二つの意見の間には、大きな径庭があるように思える。
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期待と結果には径庭があり、がっかりした。
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人生における幸福と不幸は、紙一重の径庭で隔てられている。
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