敵砲
てきほう
名詞
標準
文例 · 用例
朝飯の際、敵砲弾の為めに十八名の死者を出した。
— 岩野泡鳴 『戦話』 青空文庫
打たれるくらいなら先ずこッちゃから打って、敵砲手の独りなと、ふたりなと射殺してやりましょ』『なにイ――距離を測量したか?
— 岩野泡鳴 『戦話』 青空文庫
地下坑道から進んで敵砲臺を陷落せしめた勇士も斯くやと、我ながら大得意であつた。
— お穴樣の探檢 『探檢實記 地中の秘密』 青空文庫
そのいたましい谷間のうちに、さきには胸甲騎兵らがよじのぼり今はイギリス兵の集団に満たされているその坂の麓に、勝ちほこった敵砲兵が集中する砲火の下に、弾丸の恐るべき雨注の下に、その方陣は戦っていた。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
彼は十二番目にいて、アンデルナッハの古い胸壁の背後でヘッセ侯の全軍に対抗し、胸壁の頂から斜面まですべて敵砲のために穿たれるまでは本隊の方に退却しなかった。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
情報の不備から、敵砲兵陣地の位置すら判らなかった。
— 梅崎春生 『日の果て』 青空文庫