卓子
たくし
名詞頻度ランク #32677 · 青空 2326 例
標準
table
文例 · 用例
私は前夜の飲過ごしでぐつたりして、少し卓子の割合には高過ぎる椅子に腰掛けて、煙草を喫つたり本を読みかけてみたり、と、急に思ひ出して此の日頃方々で受取つた名刺の整理をしたり、――要するに何の野心もなく、その日第一回の食事を済ましたばかりのところであつた。
— ――不真面目なわが心…… 『その一週間』 青空文庫
此処は銀座の裏通りのカフェー、卓子の上で扇風器は、哀しげな唸りをつづけてゐる。
— 中原中也 『夏の夜の話』 青空文庫
卓子に肘を突いたまゝ、ゆつくり煙を揚げてゐる。
— 中原中也 『夭折した富永』 青空文庫
僕は段々睡くなつて、そのうち卓子の上に伏せつて眠りましたが、するとお庭の椽側のそばの、陽を浴びた石の上で、尾を立てたり下ろしたりしてゐる、プチ公(犬の名)の夢を見るのでした。
— 中原中也 『夜汽車の食堂』 青空文庫
また雪のある地形によっては、石を擡げた雪だけが、石の影になっていて、光線を吸収しないために、その左右の方が早く解けてしまい、石が卓子で、下の雪がその脚となって、支えているようなこともある。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
キャフェでは給仕男たちが眺めのいい窓の卓子へ集まってゆっくり晩飯を食べていた。
— 岡本かの子 『売春婦リゼット』 青空文庫
その席上を一つあけて隣の卓子へ彼女の一隊は坐った。
— 岡本かの子 『売春婦リゼット』 青空文庫
彼女に惚れているコルシカ生れの給仕男が飛んで来て卓子を拭いた。
— 岡本かの子 『売春婦リゼット』 青空文庫
作例 · 標準
書斎の中央には、黒壇の重厚な卓子が置かれ、その上に古い書物が並んでいる。
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窓際の小さな卓子を囲んで、二人は静かに午後のティータイムを楽しんだ。
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明治時代の洋館には、当時の意匠を凝らした卓子が当時のまま残されていた。
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ウィキペディア
卓子 は、中国春秋時代の晋の君主。姓は姫。献公と愛妾驪姫の妹の少姫のあいだの子。『史記』では悼子(とうし)。
出典: 卓子 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0