慰め手
なぐさめて
名詞
標準
文例 · 用例
いつも自分がAに牽かれるのは、彼の偉大さ、強き正などと云うのではなくて、彼のみじめさ、自分だけが慰め手だろうと思うような狭さ、孤独な人を愛す唯一人の自身などと云う感動である。
— 一九二二年(大正十一年) 『日記』 青空文庫
「さいわいなるかな泣く人、彼らは慰めらるべければなり」 この慰め手は神である。
— 永井隆 『この子を残して』 青空文庫
その忘れがたみのネルロ――実の名はニコラスというのだが、それを可愛らしく呼んでネルロとしたのです――は、この上ないおじいさんの慰め手となって、この小さな小屋はほんとうに平和でした。
— A DOG OF FLANDERS 『フランダースの犬』 青空文庫
秀策 誰だつてかういふ時は慰め手がほしいんだ。
— 四幕と声のみの一場よりなる喜劇 『速水女塾』 青空文庫
今度は私の慰め手であるほんとの天使に癒され淨められて、再びそこを訪ねるのです。
— ブロンテイ 『ジエィン・エア』 青空文庫
もう私の慰め手、私の救ひ手にはならないのか?
— ブロンテイ 『ジエィン・エア』 青空文庫
私は引返して彼の慰め手に――彼の誇に、不幸から、滅亡から彼を救ふ者になれるのだ。
— ブロンテイ 『ジエィン・エア』 青空文庫
おそらく僕は性急な慰め手ではないかも知れない。
— 小山清 『聖アンデルセン』 青空文庫