直と
ひたと
副詞
標準
close to
文例 · 用例
小出新道ここに道路の新開せるは直として市街に通ずるならん。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
と湯気の中に、ビール、正宗の瓶の、棚に直と並んだのが、むら/\と見えたり、消えたりする。
— 泉鏡太郎 『銀鼎』 青空文庫
」と心で言つて、思はず、直と寄つた膝が、うつかり、袖と思ふ掻巻の友染に触れると、白羽二重の小浪が、青く水のやうに其の襟にかゝつた。
— 泉鏡太郎 『続銀鼎』 青空文庫
四畳半の茶の間には一尺二寸位の小炉が切ってあって、竹の自在鍵の煤びたのに小さな茶釜が黒光りして懸っているのが見えたかと思うと、若僧は身を屈して敬虔の態度にはなったが、直と区劃になっている襖を明けてその次の室へ、いわば闖入せんとした。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
東京座で団蔵の師直と梅幸のお岩とが呼物で大層な景気であつた。
— 平出修 『二黒の巳』 青空文庫
斯様にして権力の濫用を恣にする政治家は、事の真偽、理の当否を調査することなしに、只一概に大掴に、否むしろ虚を実と誣ひ、直と曲を邪み、何でもかでも思想の向上、流布を妨止するのであるとも思はざるを得なかつた。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
と独り喜悦の助平|顔、老婆は歯朶を露き出して、「直と屏風を廻しましょうよ。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
正直といえば、「おれが接吻してやったから、好きになったのだ」 という事実の方が、正直であり、真相をうがっているかも知れないのだ。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
作例 · 標準
猫がじっと私の目を見つめていたので、少し怖くなったよ。
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突然、目の前に車が直と現れて、慌ててブレーキを踏んだ。
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子供が母親のそばに直と寄り添っていた。
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標準
directly (e.g. staring)
作例 · 標準
ゴールテープを切るまで、選手はひたすらゴールラインに向かって走り続けた。
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試験に合格するために、彼は寝る間も惜しんでひた走った。
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マラソン大会で、トップランナーは驚異的なスピードでひた走っていた。
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標準
suddenly (e.g. stopping)
作例 · 標準
静かな湖畔で、波が岸辺にひたひたと打ち寄せる音だけが聞こえた。
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料理のレシピで、鍋に水がひたひたになるまで注ぐと書いてあった。
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戦況は刻一刻と悪化し、敵軍はひたひたと包囲網を狭めていった。
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