噂を聞く
うわさをきく
表現動詞-五段-カ行
標準
to hear a rumor
文例 · 用例
私は角力に関しては少しも知るところが無いのだけれど、それでも横綱、男女川に就いては、時折ひとから噂を聞くのである。
— 太宰治 『男女川と羽左衛門』 青空文庫
二科会や院展も噂を聞くばかりで満足しなければならなかった。
— 寺田寅彦 『帝展を見ざるの記』 青空文庫
いろ/\の噂を聞くにつけ、最早貴方も、日出雄も、全く世に亡き人とのみ思ひ定め、また、一方には、本國の兄の病を思ひ煩つて居りましたが、幸ひ、兄の病はだん/″\と快方の由、其後の便船で通知が參りましたので、其方は漸く胸撫でおろし、日本へ皈る事も其儘思ひ止つたのです。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
」「別に不都合ということは無いのですけれど、他の噂を聞くと、市郎さんは此頃柳屋とか云う家にお馴染が出来たそうで……。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
将軍家のおたのしみは、お歌、蹴鞠、絵合せ、管絃、御酒宴など、いろいろございましたけれども、何にもまして京の噂を聞く事がおたのしみの御様子でございました。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
そういう褒言葉の噂を聞くと鯉丈は肩を落して溜息をつき「そりゃそうだろうよ、おれはあのときいつでも客のために命がけで立って番をしているのだからな」と言った。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
――その噂を聞くたびに、わたしは冷々します。
— 岡本綺堂 『鷲』 青空文庫
人の噂を聞くに、この貴人はボルゲエゼの族にて、アルバノとフラスカアチとの間に、大なる別墅を搆へ、そこの苑にはめづらしき草花を植ゑて樂とせりとなり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫