毛長
けなが
名詞
標準
文例 · 用例
『無明羅刹経』に、海渚中の神馬王八万四千の諸毛長く諸動物これに取り着いて助命さる。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
『王子法益壊目因縁経』に、高声|愧ずるなく愛念するところ多く、是非を分たぬ人は驢の生まれ変りで、身短く毛長く多く食い睡眠し、浄処を喜ばざるは猪中より生まれ変るといい、『根本説一切有部毘奈耶』三四に、仏諸比丘に勅して、寺門の屋下に生死論を画かしむるに、猪形を作って、愚痴多きを表すとある。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
長谷天皇崩じて後、殯宮における御むくろに鬚毛長く伸びるまで、御魂しづまることなく荒びられたことを記してゐる。
— 折口信夫 『日本文学の発生』 青空文庫
355その時ヂュウス、妹の神妃ヘーレーに向ひ曰ふ、『ああ牛王の目を持てるヘーレー、汝脚速きアキルリュウスを起たしめて、遂に素懷を遂げ得たり、鬢毛長きアカイアの民ぞ汝の子なるべき。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
トロイア勢に向へるは頭甲光るアレースと、鬢毛長きアポローン、射弓を好むアルテミス、レートー及びクサントス、嬌笑好むアプロヂテー。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
まったく煙筒は低能な男子文明の結果であると私は考えるものでございます」 アダムはエバが、煙筒は男子の低能な文明の結果だと言うので、神様の前をもはばからずエバのところにつかつかと近づきエバの長い髪の毛を捉えて、「何、生意気な、毛長猿めが!
— 賀川豊彦 『空中征服』 青空文庫
「猿に似て猿にもあらず、頭の毛長く背にたれたるが半ばはしろし。
— 中谷宇吉郎 『雪男』 青空文庫
頭の毛長く脊にたれたるが半はしろし、丈は常並の人よりたかく、顔は猿に似て赤からず、眼大にして光りあり。
— 鈴木牧之編撰 『北越雪譜』 青空文庫