薬貰
くすりもらえ
名詞
標準
文例 · 用例
「あなたね、御承知ないようだけど、一体お薬をのみ過ぎるのよ、あなたがずっとお留守の間にね、私ねむられないもんだから、いつもの××薬局にお薬貰いに行ったのよ。
— 浜尾四郎 『悪魔の弟子』 青空文庫
相生町の津久井医院へ、病母の薬貰いであったかも知れぬ。
— 佐藤垢石 『わが童心』 青空文庫
「おとつゝあ、どうせ茶漬茶碗も要つから茶碗買つてそれさ水飴入えて繩で縛つて來う、さうすつとえゝや」「さうでも何でもすびやな」「それに、明日行つたら又藥貰つて來う、爺が手さも貼つてやんなくつちや仕やうねえぞ」「俺ら云はんねえでも藥は氣ついてたのよ」勘次はおつぎのいふのを迎へて聞いた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
焙爐を兼次に任せて骨休めながら一寸行つて來ようと思つたのであつたが兼次がいきなり「ツアヽおれ藥貰ひに行つて來べえ」 とやつたのでそれでも自分が行くとはいはれぬので澁々と兼次を出してやつた。
— 長塚節 『芋掘り』 青空文庫
兼次が藥貰ひに出た跡で手に餘る茶の葉をいぢつて居たのであるが強くなつた葉はいくら荒筵の上で押し揉んでも容易によりつからぬ。
— 長塚節 『芋掘り』 青空文庫