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裏手

うらて
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #25920 · 青空 1077
1
標準
back (esp. of a building, etc.)
文例 · 用例
西郷像の方へ行きたれども書生の群多くてうるさければ引きかえしパノラマ館裏手の坂を下る。
寺田寅彦 半日ある記 青空文庫
真逆に墓表とは見えずまた墓地でもないのを見るとなんでもこれは其処で情夫に殺された女か何かの供養に立てたのではあるまいかなど凄涼な感に打たれて其処を去り、館の裏手へ廻ると坂の上に三十くらいの女と十歳くらいの女の子とが枯枝を拾うていたからこれに上根岸までの道を聞いたら丁寧に教えてくれた。
寺田寅彦 根岸庵を訪う記 青空文庫
飯を食ひながら女中の話を聞くと、先達つて何とかいふ博士が此の公園を見に來て、此れは大變にいゝ處だから此の形勝を保存しなければいけないといふ事になり、更に裏手の丘迄も公園の地域を擴張する事になつた。
寺田寅彦 寫生紀行 青空文庫
出口へ出るとそこでは下足番の婆さんがただ一人落ち散らばった履物の整理をしているのを見付けて、預けた蝙蝠傘を出してもらって館の裏手の集団の中からT画伯を捜しあてた。
寺田寅彦 震災日記より 青空文庫
大日堂の裏手より裏見の滝へとこころざす。
伊藤左千夫 滝見の旅 青空文庫
それから丘を登つて修道院の裏手に行くと牛酪の製造場があつた。
南部修太郎 修道院の秋 青空文庫
間もなく邸宅にいよいよ買手がついたといふ話が傳はつて、ラアネフスカヤが悲しみに打たれて卒倒する塲面となつてくるのであるがその間裏手からカチン、カチインと絶てくる球突の球の響きはさういふ塲面の空氣と對應して、いかにも感じの美しい、何ともいへない舞|台効果をなしてゐる。
南部修太郎 文壇球突物語 青空文庫
やはり同じ町内の酒屋の下女で、今年二十一になるお伝というのが、裏手の物置へ何か取り出しにゆくと、やがてきゃっという声をあげて倒れた。
鬼娘 半七捕物帳 青空文庫
作例 · 標準
例句