帰庁
きちょう
名詞
標準
文例 · 用例
いずれ土屋|権大属帰庁の上で評議にも及ぶであろう、それまではまずまず預かり置く、そんな話で、王滝、贄川、藪原の三か村から出た総代と共に、半蔵は福島出張所から引き取って来た。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
が、このロス夫人の夢で見込みを倍加した探偵長は、帰庁するやいな、なおも手落ちのないように追加の警官をぞくぞくと繰り出した。
— 牧逸馬 『チャアリイは何処にいる』 青空文庫
検証を終えて帰庁すると先ず市中に非常線が張られた。
— ―破獄の志士赤井景韶― 『国事犯の行方』 青空文庫
一、部下の復命を得次第、※々、離島して、一旦、敷香まで行き、そこから陸路帰庁するつもりで、船長室の煖炉の傍に坐っていたが、まもなく帰船した部下の報告によって、この島に椿事のあったことを知り、予定した行動をとることができなくなった。
— 久生十蘭 『海豹島』 青空文庫