曲水
きょくすい
名詞
標準
meandering stream
文例 · 用例
はじめ明の成化弘治の頃、朱陽の孫氏が曲水山房に蔵していた。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
道の露芝、曲水の汀にして、さらさらと音する流の底に、聞きも知らぬ三味線の、沈んだ、陰気な調子に合せて、微に唄う声がする。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
一つは曲水の群青に桃の盃、絵雪洞、桃のような灯を点す。
— 泉鏡花 『雛がたり』 青空文庫
道の露芝、曲水の汀にして、さら/\と音する流の底に、聞きも知らぬ三味線の、沈んだ、陰気な調子に合せて、微に唄ふ声がする。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
幻住庵は菅沼曲水の伯父にあたる幻住老人といふ僧の住んだ草庵で、そこに芭蕉はしばらく住んだといふことが、あの記文の中に書いてある。
— 島崎藤村 『芭蕉』 青空文庫
亂後曲江 王駕憶昔曾遊曲水濱未春長有探春人遊春人盡空池在直至春深不似春(憶ふ昔し曾て曲水の浜に遊ぶや、未だ春ならざるに長へに春を探るの人有りしに、春に遊ぶの人尽きて空く池在り、直ちに春の深きに至りて春に似ず。
— 河上肇 『閑人詩話』 青空文庫
今一ついい落したが、俳人側においても中野|三允氏が催しの祝賀会は、牛込の清風亭で開かれ、渡辺|水巴氏の曲水吟社で催しの会は上野の花山亭で、倉重禾刀氏の乙卯吟社で催しの会は飯倉の熊野神社で開かれまた南柯吟社の武田桜桃氏等の催しは、日本橋の常盤倶楽部であった。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
なおこの外、雑誌、『曲水』『南柯』等では特に私のために記念祝賀号を発行して下さった。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫