叩き消す
たたきけす
動詞-五段-サ行
標準
to beat out (a fire)
文例 · 用例
「まあ、良かった、早く知れて、俺がまごまごしてると、傍の者が、よけいなことを云いだすから、姐さんに気のどく……」 老爺の詞を叩き消すように順作が云った。
— 田中貢太郎 『藍瓶』 青空文庫
「さア、解らない、犯人は誰だ、博士か、岡崎か、それとも――」 早坂勇の言うのを叩き消すように、「あッ、博士は婆やを外へ出した。
— 野村胡堂 『音波の殺人』 青空文庫
私はこれにてお暇を頂きます」「何、何を言う、お島」「親子と申しても、私は御縁が薄く、父上様御慈愛の下に物心もつかぬ頃育ったとは承りましたが、もともと伯父姪の間、母上様、皆吉などともその通り」「今さら何を言うのだ、お島」 お島の悲壮な声を、森右門は叩き消すように叱りつけました。
— 八人芸の女 『銭形平次捕物控』 青空文庫
八五郎が手を貸して、それを叩き消すのに大骨を折りましたが、それでも提灯を半分殘して、燃えさしの蝋燭は下水の蓋の上にバタリと落ちて、漸く納まりました。
— 嫁の死 『錢形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
焚き火の火の粉が服に燃え移ったので、慌てて手で叩き消した。
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山火事を防ぐため、小さな火種のうちに濡れた布で叩き消した。
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タバコの火を足で踏みつけ、しっかりと叩き消してから捨てた。
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