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方金

ほうきん
名詞
1
標準
文例 · 用例
扨当春阿部正貫出京之節は、御懇切御文通被下、殊に無存掛御肴料二|方金御恵贈|被遣、辱拝受、乍去御過厚之事奉恐入候。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
方金兵衛は九百円の金を、ほかの事に廻わしたので、金策に奔走したままどこかへ引っかかっているんじゃないかと云う者も居たが、イヤ、金兵衛さんはお金の事ばかりはトテモ几帳面だから帳面を預けたんだ。
夢野久作 近眼芸妓と迷宮事件 青空文庫
しかるに一方金兵衛のほうでは、相手が酔いしれて眠っていたので、油断をして心の構えさえもせず、それに久しく探し求めていた、大切な品物が目付かったので、嬉しさにあわただしく握ったのであった。
国枝史郎 娘煙術師 青空文庫
方金弥は広太郎という、恋の競争者が出て以来、にわかに執ねくつきまとうようになった。
国枝史郎 剣侠受難 青空文庫
方金網で張り廻わされた、水禽小屋に過ぎなかったのだから。
国枝史郎 奥さんの家出 青空文庫
折しもぼくは八方金づまりで大庭君に救援をもとめようという時さ。
坂口安吾 街はふるさと 青空文庫
一|方金持ちの病気はだんだん悪くなるばかりでありました。
小川未明 金の魚 青空文庫
古代から印度に輩出した立法者、北方ではマヌ(Manu)ヤーヂユナ利夜叉西方大威徳北方金剛夜叉明王」云々を御想起せらるれば、かの謠曲製作の時代には、如何に日本の航海者は密教の護持者に對し信頼の念が篤かつたかを推察することが出來ませう。
榊亮三郎 金剛智三藏と將軍米准那 青空文庫