来予
らいよ
名詞
標準
文例 · 用例
「我々はそういう方面へかけると、全然無学なんですが、はじめはどうして気がついたものでしょうな」「理論上はマクスウェル以来予想されていたのですが、それをレベデフという人がはじめて実験で証明したのです。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
それらの諸先生に比べれば、従来予が官立学校教師として小説家を兼業する事が出来たのは、確に比類稀なる御上の御待遇として、難有く感銘すべきものであろう。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
あれ以来予は既に三個所も居を移してゐる、いつも田舎の母家を予の宛名にはしてゐるが。
— 牧野信一 『消息抄(近頃書いた或る私の手紙から。)』 青空文庫
それらの諸先生に比べれば、従来予が官立学校教師として小説家を兼業する事が出来たのは、確に比類|稀なる御上の御待遇として、難有く感銘すべきものであらう。
— 芥川龍之介 『入社の辞』 青空文庫
爾来予の明子に対する愛は益烈しきを加へ、念々に彼女を想ひて、殆学を廃するに至りしも、予の小心なる、遂に一語の予が衷心を吐露す可きものを出さず。
— 芥川龍之介 『開化の殺人』 青空文庫
爾来予は心を潜めて、満村恭平の行状に注目し、その果して予が一夕の観察に悖らざる痴漢なりや否やを検査したり。
— 芥川龍之介 『開化の殺人』 青空文庫
三、将来予防の為め、鉱業人は粉鉱採聚器設置の準備中なり。
— 木下尚江 『政治の破産者・田中正造』 青空文庫
維新の騒ぎに一介の武夫として身を起こしたる子爵は、身生の※忙に逐われて外国語を修むるのひまもなかりしが、昨年来予備となりて少し閑暇を得てければ、このおりにとまず英語に攻めかかれるなり。
— 徳冨蘆花 『不如帰 小説』 青空文庫