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松陰

しょういん
名詞
1
標準
文例 · 用例
例えば耶蘇やマホメットのような宗教家、コロンブスやマルコ・ポーロのような旅行家、ソクラテスやブルノーのような情熱哲学者、孔子や老子のような人間思想家、吉田|松陰や雲井|龍雄のような志士革命家を指すのである。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
三十五 私は其時分吉田松陰崇拝であった。
二葉亭四迷 平凡 青空文庫
将来の自由党の名士を以って自任しているのなら、グラッドストンかコブデン、ブライトあたりに傾倒すべきだが、何如した機だったか、松陰先生に心酔して了って、書風まで力めて其人に似せ、窃に何回猛士とか僭して喜んでいた迄は罪がないが、困った事には、斯うなると世間に余り偉い人が無くなる。
二葉亭四迷 平凡 青空文庫
誰を見ても、先ず松陰先生を差向けて見ると、一人として手応のある人物はない。
二葉亭四迷 平凡 青空文庫
それを松陰先生の後に隠れて見ていると、相手は松陰先生に負るので、私に負るのではないが、何となく私が勝ったような気がして、大臣が何だ、皆門下生じゃないか。
二葉亭四迷 平凡 青空文庫
兎も角もこうして松陰先生大の崇拝で、留魂録は暗誦していた程だったが、しかし此松陰崇拝が、不思議な事には、些とも雪江さんを想う邪魔にならなかったから、其時分私の眼中は天下唯松陰先生と雪江さんと有るのみだった。
二葉亭四迷 平凡 青空文庫
斯うなると、松陰先生崇拝の私もガタガタと震い出した。
二葉亭四迷 平凡 青空文庫
これの知り初めが即ち此|春色梅暦で、神田に下宿している友達の処から、松陰伝と一緒に借りて来て始て読んだが、非常に面白かった。
二葉亭四迷 平凡 青空文庫