女袴
おんなばかま
名詞
標準
hakama for women (esp. hakama worn by female students and teachers in the Meiji period)
文例 · 用例
張箍の女袴を穿いた官女よ、橡の木よ、三葉形の縫を置いて、鳥の羽根の飾をした上衣を曳ずる官女よ、大柄で權高で、無益の美形。
— 上田敏 『牧羊神』 青空文庫
張箍の女袴を穿いた女、高慢の上衣を着た女、わたしの悲しい心の悦。
— 上田敏 『牧羊神』 青空文庫
』 ここで、くだんの若い英吉利紳士の頭に、ちょいとまくった女袴の下からちらと覗いてる巴里の大腿が映画のように flash したに相違ない。
— ノウトルダムの妖怪 『踊る地平線』 青空文庫
骨を洗ったような灰色の墓標が立ち並んでいる其のフリント市の共同墓地で、エヴァリン・ダンカン、十八歳―― Miss Evelyn Duncan ――という美しい娘が、何者かによって残虐な暴行を受けたのち、女袴から破り取った布片で絞殺されていた惨事があった。
— 牧逸馬 『双面獣』 青空文庫
」――と、舌打ちをした女将セレスティンは、ぐいと女袴の膝を掴むと、先に立って階段を昇って行った。
— 牧逸馬 『ロウモン街の自殺ホテル』 青空文庫
九、前掛と下物 女が改良した男袴を共用するやうになつて、在來の女袴は追々に廢れたやうである。
— 柳田國男 『服裝語彙分類案』 青空文庫