髪洗
かみあらい
名詞
標準
文例 · 用例
俺の母親は銭湯の髪洗い料を倹約するから、いつもむっと汗くさい髪をしているぞ) 豹一はふっと泪が出そうになった。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
小さい童女を使いにして、「おりの悪い髪洗いではありませんか。
— 東屋 『源氏物語』 青空文庫
あなたは普通のシャボンで髪洗っていらっしゃるのでしょう?
— 一九四一年(昭和十六年) 『獄中への手紙』 青空文庫
あとで国男さんにきいたら、春江ちゃんも、やはり髪洗いをした由。
— 一九二三年(大正十二年) 『日記』 青空文庫
〔欄外に〕面会出来ず七月九日(日曜)〔発信〕六十信 髪洗う。
— 一九三九年(昭和十四年) 『日記』 青空文庫
一月十日(月曜)ひる暖 夜ひどい風 雨戸をあけると、ああ暖い、いい日と思う、きょう、髪洗っておこう、そう思った。
— 一九四四年(昭和十九年) 『日記』 青空文庫
ところがその荒物屋の前へ来ると、浅草紙、亀の子束子、髪洗粉などを並べた上に、蚊やり線香と書いた赤提燈が、一ぱいに大きく下っている――その店先へ佇んで、荒物屋のお上さんと話しているのは、紛れもないお敏だろうじゃありませんか。
— 芥川龍之介 『妖婆』 青空文庫
お前の髪洗うにゃよかべえ。
— 豊島与志雄 『特殊部落の犯罪』 青空文庫