賭弓
のりゆみ
名詞
標準
prize archery
文例 · 用例
賭弓の競技が御所で二月にありそうでなかった上に、三月は帝の母后の御忌月でだめであるのを残念がっている人たちは、六条院で弓の遊びが催されることを聞き伝えて例のように集まって来た。
— 若菜(下) 『源氏物語』 青空文庫
賭弓の席には皇子がたの御元服あそばしたのは皆出ておいでになった。
— 匂宮 『源氏物語』 青空文庫
兵部卿の宮は左大臣家の賭弓の二次会、相撲の時の宴会などには出席されたことを思って、第一の貴賓として右大臣は御招待申し上げたのであったが、おいでにならなかった。
— 竹河 『源氏物語』 青空文庫
宮中の賭弓、内宴などが終わるとおひまになって、一月の除目などという普通人の夢中になって奔走してまわることには何のかかわりもお持ちにならないのであるから、微行で宇治へ行ってみることをどう実現さすべきであるかとばかり腐心しておいでになった。
— 浮舟 『源氏物語』 青空文庫
打毬・馬術・賭弓の各種目も同様、神事占ひから出発した痕が認められるのである。
— 折口信夫 『神賑ひ一般』 青空文庫
朝廷や京都の大きな御社にも、中世以前からこれとよく似た賭弓の御式があって射手は右左に分れて勝負を競うほかに、おのおの一方の声援者があり、それを念人といっていたことは記録にしばしば見えている。
— 柳田国男 『こども風土記』 青空文庫
めずらしい幻術師が来ても、傀儡師が来ても、賭弓や賭剣術が催されても、野天であった。
— 円明の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
作例 · 標準
今年の祭りの賭弓大会では、見事な腕前を披露した者が優勝した。
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賭弓は、古くから伝わる伝統的な弓術競技の一つだ。
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村の若者たちは、賭弓の練習に励んでいる。
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標準
imperial archery event held annually on the 18th day of the first lunar month (Heian period)
作例 · 標準
平安時代の貴族は、正月18日に行われる賭弓を観覧するのが習わしだった。
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源氏物語にも、宮中で催された賭弓の様子が描かれている。
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当時の賭弓は、射手の技だけでなく、装束の美しさも競われたという。
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