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擬人的

ぎじんてき
名詞
1
標準
文例 · 用例
それは小杉放庵といふ作者は、小杉未醒といふ作者をこの「胡馬」の前脚の処に封じ込んでしまつたのだと考へる、私はそれほどに、この馬の前脚に人間が立つてゐるやうな、擬人的なものを感じられるのである。
美術論・画論 小熊秀雄全集−19− 青空文庫
それらの天神や鬼神が擬人的に表象されるのも当然である。
三木清 親鸞 青空文庫
それ故に太古の万象を説明するのは凡て擬人的であった、今日の科学的説明はこれより発達したものである。
西田幾多郎 善の研究 青空文庫
万象の擬人的説明ということは太古人間の説明法であって、また今日でも純白無邪気なる小児の説明法である。
西田幾多郎 善の研究 青空文庫
この故に原始的説明は神話においてのように凡て擬人的であったが、純知識の進むに従い益々一般的となり抽象的となり遂に純物質という如き概念を生ずるに至ったのである。
西田幾多郎 善の研究 青空文庫
眉いそぐといふ事、昔よりいふか否かは知らねども、何だか変な言葉なるが上に、此処にこの擬人的形容を用うるはよろしからず。
正岡子規 人々に答ふ 青空文庫
山笑、山眠などいへる題にて佳句を得がたきは、その題の擬人的なるが故なり。
正岡子規 俳句の初歩 青空文庫
花冷や夕影の中渡し舟  輝女月のよの桜に蝶の朝寝かな  千代女 加賀の千代の句、下五字に擬人的作意があって、月下の桜の美を却って曇らせているに比し、近代句の方。
杉田久女 桜花を詠める句 青空文庫