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壁間

へきかん
名詞
1
標準
portion of wall between two pillars
文例 · 用例
おかしいことには、その時の手術室の壁間に掲げてあった油絵の額が実にはっきり印象に残っている。
寺田寅彦 自由画稿 青空文庫
少女は四十年前と同じ若々しさ、あどけなさをそのままに保存してエメラルド色のひとみを上げて壁間の聖母像に見入っているのである。
寺田寅彦 青衣童女像 青空文庫
導かるゝまゝに入込んだのは、階上の南端の一室で、十|疊位いの部室、中央の床には圓形のテーブルが据へられ、卓上には、地球儀や磁石の類が配置され、四邊の壁間には隙間も無く列國地圖の懸けられてあるなど、流石に海軍士官の居室と見受けられた。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
洋燈の光は煌々と輝いて、何時の間にか、武骨なる水兵等が、優しい心で飾立てた挿花や、壁間に『歡迎』と巧妙に作られた橄欖の緑の葉などを、美くしく照して居る。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
壁間には、鳥羽僧正の漫画を仕立てた長い和装の額が五枚|程かけ連ねてあります。
――親の前で祈祷 岡本一平論 青空文庫
里伝にこの島に名馬草を産し、牝馬これを食えば必ず名馬を産めど、絶壁間に生える故馬これを求めて往々墜ちて死すと(『甲子夜話』続編五七)。
馬に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
隣家の焦黒てふ者壁間より覗い知って、門より入り来りその銀を偸むを、月娥はその夫帰ってわが房に入ったと思いいた。
鼠に関する民俗と信念 十二支考 青空文庫
來城、壁間に掲げたる余が自作自筆の一軸を見つけて、この詩佳なりといふ。
大町桂月 獨笑記 青空文庫
作例 · 標準
壁間のスペースに特注の棚を設置して、蔵書を整理することにした。
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この古い館の壁間には、豪華な装飾が施されたタペストリーが掛けられている。
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柱と柱の狭い壁間に、一輪挿しの花がひっそりと飾られていた。
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