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翁の面

おきなのめん
名詞
1
標準
old man's mask
文例 · 用例
翁の面のような顔をした痩せた襦袢に股引穿の老人が其処に立っていた。
田中貢太郎 放生津物語 青空文庫
囲炉裏の火はちらちらと燃えて、為作の翁の面のような顔を浮きあがらした。
田中貢太郎 放生津物語 青空文庫
何時も見なれている翁の面の為作の顔があった。
田中貢太郎 放生津物語 青空文庫
花楮黄鳥ねむる花楮、月は翁の面のうへ、鼓うてうておもしろく、春はふたたび、花楮。
北原白秋 海豹と雲 青空文庫
ゆるゆる見物致すかな」 のっそり近寄っていったのを知ってか知らずか、老神官は翁の面のような顔に、灰汁ぬけした怒気を漲らしながら、なおけたたましく鳥刺しをきめつけました。
日光に現れた退屈男 旗本退屈男 第八話 青空文庫
また床次君のやうに自分が偉人らしい言草も気に喰はぬ、身不肖ながら朝夕南洲翁に随いてゐたから、翁の面目はよく知つてゐるが、翁は一度だつて床次君のやうに偉人になつた積りで働いた事は無かつた。
大正五(一九一六)年 茶話 青空文庫
祝儀すむやそこ/\定紋の車幾臺大川端の家にとむかへり、あわれ病人やあつしくなりにしがあたゝかき息こもるうばらの園うやさまよう、細き息の通ふばかりとや、にぎしき家の外にも淋敷こゝの庭木にも夜一夜木枯の吹あれて、あくるあしたよりあわれ父翁の面痩目にたちぬ。
長谷川時雨 うづみ火 青空文庫
面で、特に注意しなければならぬものは、翁の面の顎が切れてゐる事です。
――花祭り解説―― 山の霜月舞 青空文庫
作例 · 標準
例句