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刑務

けいむ
名詞
1
標準
文例 · 用例
ただ前橋監獄だけが、新たに刑務所と改名して、かつてあつた昔のやうに、長い煉瓦の塀をノスタルヂアに投影しながら、寒い上州の北風に震へて居た。
萩原朔太郎 宿命 青空文庫
炭坑夫をしたり、刑務所の内を潜つたり、しながら、東京へ流れついて、私たちのグループに入つた。
葉山嘉樹 遺言文学 青空文庫
そりゃ刑務所出来の靴さ。
葉山嘉樹 乳色の靄 青空文庫
大抵目ぼしい、小作人組合の主だった、(ならず者ども)は、残らず町の刑務所へ抛り込まれてしまった。
葉山嘉樹 乳色の靄 青空文庫
――彼は、然らばと云う言葉を、刑務所で覚えたのであった。
葉山嘉樹 乳色の靄 青空文庫
――諸君、善良なる諸君、われわれは今、刑務所当局に対して交渉中である!
葉山嘉樹 牢獄の半日 青空文庫
一口に言えば、社会という監獄の中の、刑務所という小さい監獄です。
葉山嘉樹 牢獄の半日 青空文庫
自分のその当時の気持としては、党員になって捕えられ、たとい終身、刑務所で暮すようになったとしても、平気だったのです。
太宰治 人間失格 青空文庫