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遅咲き

おそざき
名詞名詞-の形容詞
1
標準
blooming late
文例 · 用例
遅咲きの紅梅の花さへもが、いつの間にかすつかり散り去せて、あちこちの街角から涌きあがる温泉の煙りが駘蕩として薄紫色の山々を撫でゝゐた。
牧野信一 タンタレスの春 青空文庫
」 大村と英二が思わず顔を見合せてしまったのは、つい庭先の、遅咲きの向日葵だとばかり思っていた大輪の花が、そういわれて見れば如何にも菊に違いないことだった。
蘭郁二郎 火星の魔術師 青空文庫
あまり暖かなもので、遅咲きの花までが、一|時に咲き、地の下からは、いろいろの草が、一|夜の中に芽を出したのであります。
小川未明 女の魚売り 青空文庫
遅咲きの桜の花は散って、水の上に漂っています。
小川未明 僕が大きくなるまで 青空文庫
遅咲きのりんどうの花も、もう枯れた時分です。
小川未明 雪くる前の高原の話 青空文庫
池の中州の松には、薄紫の藤がしだれかかり、遅咲きの桜が色どりを添えていた。
灌頂の巻 現代語訳 平家物語 青空文庫
瑠璃の空に弧を描いた久摩の峯や、群青の岩絵具を盛り上げた筒井峠、由良の流れは繭糸をくずしたように山裾をめぐっていた――その広やかな視野からあつまって来る風が、この辻堂の縁へ来てさっと遅咲きの牡丹桜を二人の上へ振り舞わせる。
吉川英治 剣難女難 青空文庫
冬が訪れかけて、時々、霜を見る朝もあったが、忘れられた庭の隅や、往来の籬に、まだ秋の残り香のように、菊の遅咲きが匂っていた。
吉川英治 新編忠臣蔵 青空文庫
作例 · 標準
例句
2
標準
being a late bloomer (of an athlete, author, etc.)
作例 · 標準
例句
ウィキペディア

遅咲き(おそざき)は、成功・有名になるまでに長い期間を要すること、またはその人。

出典: 遅咲き — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0