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鉄石

てっせき
名詞
1
標準
iron and stone
文例 · 用例
即ち科学的唯物観の没人情と、鉄石のように冷酷な観察眼とで、あらゆる真実をひっぺがしてやろうとする深い敵意が、言語それ自体の語韻の中に含まれている。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
然れども此時の勢、ただ退かざるあるのみ、燕王の衆意を容れずして、敢然として奮戦せんと欲するもの、機を看る明確、事を断ずる勇決、実に是れ豪傑の気象、鉄石の心膓を見わせるものならずして何ぞや。
幸田露伴 運命 青空文庫
無念骨髄に徹して歯を咬み拳を握る幾月日、互に義に集まる鉄石の心、固く結びてはかりごとを通じ力を合せ、時を得て風を巻き雲を起し、若君尚慶殿を守立てて、天翔くる竜の威を示さん存念、其企も既に熟して、其時もはや昨今に逼った。
幸田露伴 雪たたき 青空文庫
鉄石の義心は、びくともせず、之を叱咤し統御し、ついに約束の自由の土地まで引き連れて来ました。
太宰治 風の便り 青空文庫
モーゼほどの鉄石の義心と、四十年の責任感とを持っているのならとにかく、私の心の高揚は、その日のお天気工合等に依って大いに支配されているような有様ですから、少しもあてになりません。
太宰治 風の便り 青空文庫
世界呑吐の元の野望敢て挫かん鉄石の、この人ありや執権時宗、観ずれば明鏡止水のごとく、断じては山河ことごとく震ふとかや。
北原白秋 新頌 青空文庫
一行は先を争って刃を突き立てたが、あたかも鉄石の如くである。
白猿伝・其他 中国怪奇小説集 青空文庫
即ち碁ならただ無暗に勝つことに向って、鉄石をも貫こうとの無比の猛勢を為しているものである。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
作例 · 標準
彼の意志は鉄石のように固く、誰も変えることはできなかった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
鉄石の強さを持つ彼は、どんな困難にも屈しない。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
その城壁は鉄石でできており、難攻不落だった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash