所有主
しょゆうぬし
名詞
標準
owner
文例 · 用例
河村の存在は彼の所有主を情けないものにした。
— Love on Drought 『恋の一杯売』 青空文庫
」「この木賃宿の所有主がよ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
確かに私の所有する牛には違いないが、先方では所有主を見知るまいから、頗る危険だ。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
私はこの粗忽を、大に陳謝したが、しかしこの珍本たるや、この所有主には、はなはだ貴重なものであったと見えて、その老人は憤然として、自分に罵詈の言葉を投げかけて、踵を返して立ち去った。
— コナン・ドイル 『空家の冒険』 青空文庫
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−無題 一人の上京学生がゐた彼はA炭礦所有主の息子であつたA炭礦では炭礦夫達の生活の合理化のために共同炊事や、共同購買組合風のものを設けてゐると、二人の左翼学生にむかつて自分の父親の政策の自由主義的なことを誇りながら語つた。
— 小説 『小熊秀雄全集−15−』 青空文庫
所有主そのものが下手人だったら、いうまでもなく、死体を沈めるとき、あやまって懐中から落としたものに相違ないが、他に意外な犯行者があって、罪をこのふた品の所有主に負わせるために、わざわざ死体もろとも、濠へ投げ入れたものとも考えられるのです。
— 毒を抱く女 『右門捕物帖』 青空文庫
例へばまだ無邪気なる小児が他人の家に入りて妄にその家の所有物(玩器なりとも)を持ち帰るが如き、児にありては悪意と認むべき者なきも、これらの習慣は他日悪行を為すの基となり得べき者なれば、父兄はその児を叱り諭し、少くもその器物を所有主に返す事において、その所為の効力を失ふ事を知らしめざるべからず。
— 正岡子規 『病牀譫語』 青空文庫
それが茶かすようで気に入らなければ、そんな無理を云わないで、誰それの愛を書けと明暸に所有主を示して貰いたい、いくら僕が愛の客観的存在を認めても、ただの愛はかけない、根こぎにして引っこ抜いた愛だけはかけない、根こぎにして引っこ抜いた鉢植の松を描けという難題と同じ事だからと云ってごめんこうむります。
— 夏目漱石 『創作家の態度』 青空文庫
作例 · 標準
このアパートの所有主は、近くに住む高齢の女性だ。
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ビルが火事になった際、所有主がすぐに駆けつけた。
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動物園の新しい所有主は、動物たちの福祉を第一に考えている。
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