親切気
しんせつぎ
名詞
標準
kindheartedness
文例 · 用例
そうした前川の親切気を妨げる手もないので、新子はだまっていた。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
」と親切気に云はずには居られなかつた。
— 牧野信一 『素書』 青空文庫
相手はどれほどの親切気で言い聞かしたのか知れないが、次郎左衛門は心からその親切を感謝した。
— 岡本綺堂 『籠釣瓶』 青空文庫
必ず与次郎が持って来てくれる――とまではむろん彼を信用していないのだが、まあどうかくめんしてみようくらいの親切気はあるだろうと考えている。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
親父の甚五郎はなかなか親切気のある男で、わたくしなぞも何かに付けて世話になったことがありましたが、甚五郎は三年前に死にまして、今は伜が二代目の甚五郎を継いでいる。
— 廻り燈籠 『半七捕物帳』 青空文庫
私はメイ子の親切気と、そして現在の下宿の四畳半とを思つて、困つた顔で、その箱を取りあげ、鉄砲のやうに担いで外に出た。
— 牧野信一 『R漁場と都の酒場で』 青空文庫
」と言はれるのが何よりも得意で、精々悲しさうな顔をしようとしてゐるが、内村氏には他人の苦労まで背負はうといふ親切気が無いので、顔がリンコルンよりも、リンコルンの写真版に肖てゐる。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
したがって僕は、親類に本当に親切気があるなら、こんどなどは盛んな干渉のあることと思っていた。
— 大杉栄 『獄中消息』 青空文庫
作例 · 標準
彼の言葉の端々には、親切気が感じられ、心が和んだ。
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困っている人を見ると、つい親切気を出して助けてしまう。
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その店員は親切気のある対応で、顧客の信頼を得ている。
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