落剥
らくはく
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
peeling off
文例 · 用例
その翌暁には前夜のそれとは見まごうばかりの落剥した灰色の姿に変わって、三々五々|蕭条とまた丸山へ戻って行くのであった。
— ――一名南蛮鋳物師の死―― 『青銅の基督』 青空文庫
そして其の翌暁には前夜のそれとは見まがふ程の落剥した灰色の姿に変つて三々五々蕭条と又丸山へ戻つて行くのであつた。
— ――一名南蛮鋳物師の死 『青銅の基督』 青空文庫
幸福な間、その幸福の持つ、華やかな色彩で、何時の間にか隠されていた、その一種の、明かな物足りなさは、絵の具が落剥すると共に、何か意味ありげな穢点となって、正隆の心の前に滲みついたのである。
— 宮本百合子 『渋谷家の始祖』 青空文庫
でも、しばらくはくつもはけず、ぞうりばきで、びっこを引いて歩かなければならなかった。
— 江戸川乱歩 『影男』 青空文庫
作例 · 標準
長い年月を経て、古い仏像の表面に施された金箔が少しずつ落剥し始めている。
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海岸沿いの廃屋は、潮風にさらされて壁のペンキが剥げ、無残に落剥していた。
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乾燥した気候のせいで、大切に保管していた漆器の文様が一部落剥してしまった。
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