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胴間

どうま
名詞
1
標準
文例 · 用例
たしかに大人の、異様な胴間声である。
太宰治 惜別 青空文庫
羽左衛門の義経を見てやさしい色白の義経を胸に画いてみたり、阪東妻三郎が扮するところの織田信長を見て、その胴間声に圧倒され、まさに信長とはかくの如きものかと、まさか、でも、それはあり得る事かも知れない。
太宰治 鉄面皮 青空文庫
」神の胴間声、「用意!
――(生れて、すみません。) 二十世紀旗手 青空文庫
調子はずれの胴間声で、臆することなく呶鳴り散らしていたのだが、歌い終って、「なんだ、誰も歌ってやしないじゃないか。
太宰治 乞食学生 青空文庫
船の胴間でけんどん箱から食品を取り出して膳に配置したり、箱火鉢の銅壺に徳利を浸したりしていたおきみは、あとを船頭に任して表の間へ膳を運んで来ました。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
そして今、耳元でがなり立てられるのは「現代の民主主義を守るには訓練をつんだ武装集団が不可欠だ」との胴間声の大合唱である。
富田倫生 青空のリスタート 青空文庫
当時オレが与太を飛ばしていた広島の片田舎にも、「アメリカはベトナムから出ていけ」だの「東大解体」だの「日帝打倒」だのの胴間声は響いていた。
富田倫生 青空のリスタート 青空文庫
」と、またどの爺さんだか胴間声をかっ飛ばした。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫