弁難
べんなん
名詞動詞-サ変
標準
denunciation
文例 · 用例
ヘルムホルツが「人間が鳥と同じようにして空を翔ける事はできない」と言ったのに、現に飛行機ができたではないかという人があらばそれは見当ちがいの弁難である。
— 寺田寅彦 『案内者』 青空文庫
十数年|以往文壇と遠ざかってからは較や無関心になったが、『しがらみ草紙』や『めざまし草』で盛んに弁難論争した頃は、六号活字の一行二行の道聴塗説をさえも決して看過しないで堂々と論駁もするし弁明もした。
— 内田魯庵 『鴎外博士の追憶』 青空文庫
私ばかりじゃなかった、昼は役所へ出勤する人だったからでもあろうか、鴎外の訪客は大抵夜るで、夜るの千朶山房は品詩論画の盛んなる弁難に更けて行った。
— 内田魯庵 『鴎外博士の追憶』 青空文庫
人が厭だというものを好々ッて、可笑しな慈母さんだよ」「好と思ッたから唯好じゃ無いかと云ッたばかしだアネ、それをそんな事いうッて真個にこの娘は可笑しな娘だよ」 お勢はもはや弁難攻撃は不必要と認めたと見えて、何とも言わずに黙してしまッた。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫
故に不折君に逢ふごとにその画談を聴きながら時に弁難攻撃をこころみそのたびごとに発明する事少からず。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
江口は過去に於て屡弁難攻撃の筆を弄した。
— 芥川龍之介 『江口渙氏の事』 青空文庫
巴自身の目撃した悪魔の記事が、あの辛辣な弁難攻撃の間に態々引証されてあるからである。
— 芥川龍之介 『るしへる』 青空文庫
作品に対する弁難攻撃には在来決して答へませんでした。
— 夏目夫人にまゐらす 『漱石さんのロンドンにおけるエピソード』 青空文庫
作例 · 標準
野党の党首は議会で、政府のずさんな経済対策を激しい口調で弁難し、総理の辞任を迫った。
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SNS上では、彼の過去の失言を掘り起こして一斉に弁難する書き込みが後を絶たず、炎上状態となっている。
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己のミスを棚に上げて他人の些細な失敗ばかりを弁難する彼の態度は、チームの士気を著しく下げていた。
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