互いに
たがいに
副詞頻度ランク #5467 · 青空 0 例
標準
mutually
文例 · 用例
医者と坊主だって、路で逢えば互いに敬礼するではないか。
— 太宰治 『弱者の糧』 青空文庫
あれももう私は、ごめんです)あなたも作家、私も作家、けれども今まで一度も逢った事は無し、またお互いにその作品を一度も読んだ事のない者どうしが、ふっとした事で、こうして長い手紙を交換する。
— 太宰治 『返事』 青空文庫
――こうしてお互いに生きているというのは、なんだか、なつかしいことでもあるな」「人は誰でもみんな死ぬさ」
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
山の両側から掘って行くトンネルがだんだん互いに近づいて最後のつるはしの一撃でぽこりと相通ずるような日がいつ来るか全く見当がつかない。
— 寺田寅彦 『春六題』 青空文庫
紺屋の白袴、医者の不養生ということもあるが、物理の学徒等が日常お互いに自由に話し合う場合の用語には存外合理的でないものが多数にあって、問題の「速度のはやい」などもその一例である。
— 寺田寅彦 『随筆難』 青空文庫
それが遠い所にある自分という一点を通じて空間的に互いに連結されている。
— 寺田寅彦 『年賀状』 青空文庫
多分それらの御客と運転手とはお互いに「人」として知合っているせいであろう。
— 寺田寅彦 『静岡地震被害見学記』 青空文庫
つまり大小の群星には二つの党派があってそれぞれの根拠地より出でて互いに入り乱れつつも目ざす処に馳せ行くがごとき有様である。
— 寺田寅彦 『宇宙の二大星流』 青空文庫